双極性障害
- キーワード
- 双極性障害
- 作者
- エレン・フォーニー
- 作品
- Publication Date:2012年
Publisher:Avery
※「初出」は単行本のクレジットに基づいています。
13歳になる前の頃に双極性障害の診断を受けた作者による自伝マンガであり、精神面、健康をめぐる不安定さを抱えながら、アートとしてのマンガ制作活動に奮闘してきた半生をふりかえる試みとして、グラフィック・メディスンの代表作としてすでに高い評価を得ている。双極性障害が当事者の視点からどのように見えるのか、マンガを通して視覚的に表現している。セラピストとの対話などを踏まえて、精神病をめぐる固定観念を乗り越えようとする姿勢も本作の特色になっている。芸術大学でマンガ創作を教えていることからも、グラフィック・メディスンを理論と実践の立場から牽引している。
アメリカで先住民族として保留地に育つ少年を描いた、シャーマン・アレクシー『はみだしインディアンのホントにホントの物語』
(さくまゆみこ訳、小学館、2010年)ではイラストを担当しており翻訳も刊行されている。