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活動報告

【GM会員関連イベントのお知らせ】新潟国際アニメーション映画祭(NIAFF) 2025のお知らせ

国際リエゾン担当 豊田典子(新潟医療福祉大学)

 長編アニメーション映画のコンペティション部門を有するアジア最大の祭典、新潟国際アニメーション映画祭の第3回が2025年3月15日~20日に開催される。長編部門のエントリーはすでに7月1日から開始され、多くの候補作品が集まっている。

 第1回新潟国際アニメーション映画祭(2023年3月)は、押井守氏の審査委員長就任が話題を呼び、海外からも注目を集めた。大友克洋監督のサプライズ来場などがあり、緊張の連続だったが、映画祭は無事に終了。グランプリ作品「めくらやなぎと眠る女」はその後の展開も華々しかった。第2回(2024年3月)では、湯浅政明監督の「犬王」で開幕し、高畑勲監督特集や富野由悠季監督のトークショーが盛況。国内外から700名以上が応募した「アニメーションキャンプ」も開催され、若手クリエイターが学びを深める機会を提供した。

さらに国際色豊かに進化する第3回NIAFF!

 第3回目では、プログラム・ディレクターをアニメーションジャーナリストの数土直志氏が担当。また、ロッテルダム映画祭などで知られる国際映画祭のコーディネーター、相原裕美氏は、初回から海外ゲストやコンペ監督を取りまとめるホスピタリティ責任者として、映画祭の国際的な品質をさらに高める役割を果たす。

  • 日時:2025年3月15日~3月20日
  • 場所:新潟市古町エリア
  • プログラム:長編コンペ作品(グランプリ候補)、レトロスペクティブ特集、大川・蕗谷賞受賞作など数十本の映画上映、トークイベント、フォーラム、アニメーションキャンプ(国内外若手クリエイター育成)など
  • 過去のプログラム:https://niigata-iaff.net/2024/ より

長編コンペティションへのエントリーは11月締め切り。ご応募の方は、公式サイトまたはFilm Freewayをご確認いただきたい。

なぜ「新潟」なのか?

 新潟は知る人ぞ知るアニメ・マンガの聖地。多くの漫画家やアニメーターを輩出してきた地であり、日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」を制作した大川博氏も新潟出身。また、県庁所在地である新潟市は、港湾都市として栄え、19世紀には東京よりも多くの人口を誇った。アニメ・マンガ教育においても全国で最も多くの学生が在籍しており、新潟はアニメーション文化と産業を統合するハブとしての発展が期待されている。この映画祭はその大きな一歩であり、今後のさらなる展開が期待されている。

グラフィック&アニメーション(フォーラム)参加募集

 映画祭フォーラムの一環として、シンポジウム「グラフィック&アニメーション」を今年も開催予定だ。開志専門職大学アニメ・マンガ学部と新潟医療福祉大学作業療法学科の学生によるコラボ作品「作業療法士のカルテ(仮題)」の上映(3分)や、医療関係者、制作者、識者によるパネルディスカッション、医療教育に関わるマンガ・アニメについての議論を予定。

発表・参加をご希望の方は、新潟医療福祉大学 豊田典子までご連絡ください。

  • 日時:3月18日(予定)14:00 – 16:00(ポスター展示は終日)
  • 場所:開志専門職大学古町キャンパス
  • ジャンル:医療に関連するアニメ・マンガ、アニメとマンガの比較など
  • 参加費:無料
  • 特典:発表者には映画祭期間中有効な会場パスが提供されます
  • 連絡先:noriko-toyoda@nuhw.ac.jp